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海で逢った生き物達・ハナダイ編

中には、すご〜く深いとこでしか見れないものもあります。
決してガイドさんに無理は言わないようにしましょう。(自戒^^;)

サクラダイキンギョハナダイスミレナガハナダイカシワハナダイケラマハナダイ
ハナゴイフタイロハナゴイアカボシハナゴイアサヒハナゴイアカオビハナダイベニハナダイ
ナガハナダイスジハナダイナガハナダイ属の一種オオテンハナゴイアカネハナゴイ
ミナミハナダイキシマハナダイハナゴンベアカイサキマダラハナダイバラナガハナダイ
ホカケハナダイフチドリハナダイニラミハナダイイトヒキハナダイコウリンハナダイ
シキシマハナダイチビハナダイイズハナダイ属の一種チゴハナダイおまけ・ハナダイダマシ

◆サクラダイ(写真はオス)
伊豆の岩礁域、比較的深いところ(30m以深)で普通に見られますが、伊東や熱海などでは結構浅く、−20m台なかばから群れているのを見かけた事もあります。日本個有種だそうで、赤い体色、比較的大きなサイズ、群れでいる、など、被写体としては絶好ですよね。珍しさはないけど、大好きな魚の1つです。

キンギョハナダイ(写真はオス)
海外や沖縄などの珊瑚礁域でも、伊豆の岩礁域でも普通に見られます。オスの体色は、時に白っぽく見えたり、薄紫っぽく見えたりします。メスはオレンジっぽい体色で、こちらもまたきれいですよね。
今までに見た中でキンギョハナダイの群れの印象的だった所を挙げると、1つは粟国島・筆ン崎の離れ根。大きな根に赤いヴェールがかかったような大群でした。もう1つは伊豆は伊東の白根南。冬場で他のエリアでは魚影が薄く寂しくなってくる時期にも、ここには無数の魚が群がり、中でもキンギョハナダイの若魚(鮮やかオレンジ)がいっぱい群れているのをファインダー越しに覗いていると、まるで金魚すくいの桶のように見えました。

スミレナガハナダイ(写真はオス)
珊瑚礁域の魚です。体側の■模様が特徴的ですが、なにげに尻ビレ腹ビレも実に美しいですよね。
よく見られるところと言えば、テニアンのフレミングが真っ先に頭に浮かびますが、パラオやシパダン、宮古や与那国など色々なところでウォッチングできます。この鮮やかな体色を海のブルーを背景に撮れたらいいなって思うのですが、それってかなり難しい写真ですよね。。。

◆カシワハナダイ(写真はオス)
体色がやや褐色がかっていて、これもいい味出してるハナダイですよね。体側に赤い横線があるのは婚姻色、だと思います。最初これがカシワハナダイの特徴だと思ってて、赤線が出ていない個体は「これ何?」と思ってたことも‥。
ウォッチングしたエリアは、与那国(ハンマー待ちコースのエントリーしたとこにいっぱい群れてて感激した)、八丈島(やや深いところで群れてた)、小笠原(父島・ドブ磯は多い)、伊江島などなど。この写真は座間味で撮りました。

ケラマハナダイ(写真はオス)
その名の通り、ケラマ諸島など沖縄で多く見られる、扇型の尾ビレが特徴の大型のハナダイです。ケラマでも多かったけど、奄美大島の山本スペシャルというポイントや、竹富島(石垣島から行く)の南のポイントではオスがいっぱい群れてて素晴らしかったです。(写真は竹富島にて)
浅いところに群れているから写真も撮りやすいですよね。(でもハレーションしまくりだ‥^^;)

ハナゴイ(写真はオス)
珊瑚礁域で、ドロップオフの近くで群れているというイメージですね。水中では真っ青な魚に見えるので、最初は、図鑑で赤っぽい体色の写真を見ても「これじゃない!」なんて思ってました。
沖縄、海外、八丈、、、あちこちで普通に見られます。写真は宮古にて。
きれいな魚ではあるのですが、オスの赤い背鰭を広げた様は、何かバサバサっとした印象があって、あまり上品なイメージじゃないんですよね(^^;。

フタイロハナゴイ(写真は幼魚)
珊瑚礁域の魚で、ケラマハナダイやキンギョハナダイの群れの近くで数匹、ひっそりと棲んでいるというイメージがあります。竹富島、宮古島、ロタ、奄美、西表などで見かけました。
成魚よりは、写真のような幼魚が死滅回遊魚として伊豆のアイドルとなり、逢う機会の方が多いように思います。この写真は大島に流れ着いたフタイロちゃん。可憐でなんとも可愛い‥。水深30mのところにいました。

アカボシハナゴイ
やはり珊瑚礁域の魚とのことですが、八丈島のボートポイントでもキンギョハナダイの群れに混じっているのを見せてもらいました。他に与那国島の「ダンノドロップ」でもよく見られます。写真は西表島にて、多数群れるポイントがありやっと少しまともな写真が撮れました。見たのはどことも−40m前後と深めです。

アサヒハナゴイ
こちらは温帯種‥と思ってたら、パラオにもいるそうですね。写真は伊豆大島の秋の浜にて撮りました。水深は普通−40m位かそれ以深で見かける事が多いのですが、この時は-33mにいてよく観察できました。まだ幼魚で3センチくらいのサイズでした。赤い太点線状の模様が目に付き小さくても見つけやすそうですが、むしろ水中では頭近くの黄色っぽい体色が結構印象的です。

アカオビハナダイ(写真はオス)
伊豆などでも見られるポイントがあるそうですが、これはやはり本場・鹿児島の錦江湾で見てみたいものだと思って潜りに行きました。
この華美なハナダイの、期待通りの見事な大群は、視界の先まで延々と続き、吸い込まれるように魅了されました。その時一番群れが濃かったのは-20m後半以深でしたが、小さな群れや単体は-10m位の浅いところでも観察でき、まさにフィルムがいくらあっても足りない被写体です。

ベニハナダイ(写真はオス)
初めて見たのは久米島の「イマズニ」の、深〜いところです。写真で見ると派手さも特徴もないハナダイというイメージかもしれませんが、水中で見るこのハナダイの薄い藤色という感じの体色は、とても神秘的で印象に残ります。
伊豆大島でも、やはりかなり深いところで、よく同じ岩の近くに見かけます。ほとんど通年見られる事、成魚も幼魚も見られる事からすると、温帯にも適した種なのですかね。

ナガハナダイ(写真はオス)
温帯の岩礁域のかなり深いところに棲む魚ですが、水温が低い時期には−40m程まで上がってくるという事で、伊東でガイドさんにお願いして見に行った時の写真です。体の前半分と後半分がぱきっと分かれた鮮やかな体色で、ハナダイ追っかけを始めたばかりの当時の私にとって、この道に引き込む?に充分な、強烈なインパクトでした。
最近はやはり伊豆大島でよくウォッチングしています。もちろん深いです。早くもっといい写真をGETしたいものです。。。

スジハナダイ
鮮やかな黄色い体色、体の真ん中に1本真っ赤なライン。初めて伊東でこれを見た時の感激は、今でもはっきりと覚えています。きれいで、且つ何とも分かりやすいハナダイですよね。
温帯の魚というイメージでしたが、珊瑚礁域にもいるそうです。私が見たのは伊東・大瀬崎・伊豆大島などの岩礁域で、−30m台後半〜と、やや深いです。写真も伊東にて。

ナガハナダイ属の一種
一見スジハナダイとそっくりですが、赤いスジの位置が少し上にずれていますよね。写真では分かり難いですが尾ビレから何本か糸をひいたようになっていて、そこがスジハナダイと決定的に違う特徴だそうです。
IOPや柏島で撮られた写真を雑誌か何かで見た覚えがあったのですが、さすがは生物の宝庫秋の浜。このハナダイもいたのでした。
そのうち和名もつくのでしょうか。ニセスジハナダイとかスジハナダイモドキなんて可哀相な名前にならないよう祈るばかりです。

オオテンハナゴイ
与那国島のダンノドロップの−40m近くで撮りました。小さくて見失いやすく苦労しました。ここでしか見た事はありません。フィリピンとか行けばいっぱいいるんでしょうね。

アカネハナゴイ(写真の赤い背ビレがオス、他がメス)
はぁ、久々に浅場のハナダイですね。気分は減圧停止中。
海外や沖縄で、珊瑚の上でいっぱい群れているというイメージです。オスの求愛行動?って言うんですかね、ダンスをするように上下に泳ぎまわる様が印象的です。今まで見た中では、西表島のバラスがすごい群れでした。あと、与那国で西風の季節によく行く「祖内沖」(冬場は行かない)でも素晴らしい群れが見られました。

ミナミハナダイ
大瀬崎・先端の確か-25m付近で10匹弱の群れを見かけた事がありました。見慣れないハナダイがピュ〜っと泳ぎ去って行くのを驚いて見送り、後で一緒に潜った人にあれがミナミハナダイだと教えてもらいました。その印象は、やや体高があって図鑑写真と少しイメージが違うものでした。
写真は伊豆大島・秋の浜のやや深い所に一匹だけ居たものです。体長4cm位で、これは図鑑通りのイメージだなと思いました。

キシマハナダイ(写真はオス)
再び急潜降‥^^;
温帯の岩礁域の深場に棲むハナダイです。
図鑑でハナダイを眺めるのが大好きになった頃、その中でひときわ私の憧れの的だったのが、ショッキングピンク+蛍光イエローの縦縞という、ド派手な写真のこの魚、キシマハナダイでした。
一度でいいからその姿を拝みたい!と思っていた時に聞きかじったのが、「大島にいるらしいよ」の情報。そしてこれを見れた時の感激ったら‥
その後も伊豆大島ではちょくちょく逢っていますが、(深〜いです。もちろん)見る度にその美しさにはため息がでます。神様は何を考えてこんな魚を創ったのでしょうか?

ハナゴンベ
珊瑚礁域のハナダイで、名前がなぜかゴンベっていうのが可哀相ですね。体がちょっと丸っこいのと、頭の模様が派手なのが特徴的です。宮古島、久米島、ケラマ、粟国島などあちこちで見られます。水深は少し深め、−30前後からでしょうか。
伊豆大島でもかわいい幼魚が流れ着いているのを見る事ができました。(写真下)
幼魚は目が大きくて、すっごく可愛いーーー

アカイサキ(写真は幼魚)
温帯の岩礁域のとても深いところに生息するハナダイで、図鑑によれば成魚は25cmとの大型種です。縦にすると郵便マークのようなこの柄は、幼魚時期の特徴のようです。これでも7センチ程の大きさでした。
深場のハナダイは数多くとも、これこそ自分は見るチャンスはないだろうと何となく思っていたのですが、幸運な事に大島・秋の浜で、この個体がダイバーが行ける深度に登場しました。おどおどっとした様子がとても可愛くて、深場で思わず歓声をあげながら撮った写真です。

マダラハナダイ
キシマハナダイがピンクに黄色の縞柄なのに対し、こちらはピンクに黄色の斑点柄。これも長い間見たくて仕方なかった魚です。ウォッチングポイントはやはり大島・秋の浜で、意を決して深場へ探しに行っても不在の事多々、00年7月にやっと撮れた写真です。
この個体は大きさで6センチ程度、若魚という感じのステージでしょうか。幼魚の頃は黄色斑がきれいな色なのですが、成魚は斑点が茶色っぽくてあまり奇麗ではないようです。
体が丸っちくて、美形なのに何となくスマートじゃないところがまた可愛いキャラだなと思いました。ヒレを殆ど常にこのように広げていてくれるところも嬉しいですね。

バラナガハナダイ
小笠原のケータ諸島のポイント「三の岩」水深−34m付近で撮りました。ケータのいくつかのポイントでは大群でいます。ぱっと見るとキンギョハナダイの群れのように見えるのですが、個体がやや大きく、よく見ると少し「でこっぱち」の顔なので区別できます。

ホカケハナダイ
以前、大瀬に謎のハナダイがいる!というのが雑誌で話題になっていた頃、ある日「先端」の浅場でふと見ると見慣れないハナダイ。あっあれだっと思って、他の人がエキジットしていく中、慌てて撮った写真です(上)。
その数年後、ホカケハナダイという和名がついたということでまた雑誌で話題になっていましたが、そんな時に西表でこのハナダイと再会したのは、ちょっとした感激なのでした(写真下)。

フチドリハナダイ
パラオと久米島で見ました。この写真ではわかりにくいですが、腹ビレが赤く縁取られた模様で美しいです。
サイパンのトゥルースというポイントでは、フチドリハナダイの「亜種」とのことでしたが、ビラビラといっぱいいました。こちらもきれいでした。

ニラミハナダイ(写真は上:メス 下:オス)
小さなハナダイですが、睨んだ目のようなラインが目の上にあり、体色も可憐な感じでお気に入りです。
ニラミハナダイといえば小笠原!ってことで、ガイドさんにずっとリクエストしていたのですが、ゲストが少なくなった日にやっと連れていってもらえました。水深は−45m程、キャベツ状のサンゴの周りで数匹見かけ、やっと撮れたのがこの写真(上)です。その後サイパンのトゥルースでも見る事ができました。ここには「いっぱい」いましたが、やはり深く、ロクな写真はありません。
しかしなんと、2000年の年末、伊豆大島の-15mにこの魚が登場!最初は背中の黄色いラインもくっきりのメスでしたが、半年後には下写真の通り立派なオスになったのでした。

イトヒキハナダイ
これは私の印象の中ではキシマハナダイのそっくりさん、だったのですが、実際見たら‥やっぱ似てました。でも腹ビレが長くて、体色もこちらの方がシックで、可憐な感じがします。
これも伊豆大島の深〜いところで撮りました。数匹いる事が多いですが、最初はなかなか落ち着いて撮る事などできません。ガイドのHさんにひたすら感謝‥。

コウリンハナダイ
頭の光輪模様がなんとも印象的なこのハナダイは、伊豆大島で最初に発見され和名がついた種とのことですが、そう滅多に見れるものではありません。スタッフに「コウリン見たいよ〜」と言えば「いるんじゃないですか?−○○mまで行けば」「‥行ける訳ないじゃん」の会話で終わってしまう、私にとっては永遠に幻の魚だろうと思っていました。
しかし2002年、秋の浜で、ダイバーが行ける深度にこのハナダイが登場しました。遠目にはキンギョハナダイのメスと似ていますが、やや黄色味が強く、近づけばはっきりと見える光輪模様!潜り続けていればこんな日も来るのですね‥

シキシマハナダイ
これもまさに禁断?の深場のハナダイ、見てはいけない世界(--;)なのかもしれません。
場所は大瀬崎の先端、ここを潜り込んでられる知人の案内だからこそ見せてもらえたもので、深く暗い海の中、目の前にいっぱい泳ぐこの大型のハナダイの、胸ビレだけが異様に白く(これは婚姻色だそうです)目立つ様は、まさに脳裏に焼き付く風景でした。

チビハナダイ
イズハナダイ属と呼ばれるこの仲間は、通常、他のハナダイのように遊泳せず岩の亀裂の間などでじっとしているので、あまり目に付きにくい魚ではないでしょうか。このチビハナダイも、写真では多少赤味がありますが、水中で見ると全く地味でしかも小さく、つい見過ごしてしまいそうです。
しかしゴンベの仲間と同様、撮りやすい場所にいるのを見つけてそぉっと近づけば、動かず結構寄れるいい被写体になります。秋の浜では-20m台であちこちで見かけました。

イズハナダイ属の一種
前述のチビハナダイとも後述のチゴハナダイともよく似ているように思うのですが、別種でまだ和名がないそうです。
照らすと鮮やかな赤い体色の中に、白い斑点が印象的なこのハナダイは、やはり大島秋の浜の-20〜30m台で何回か見かけましたが、すぐ岩の亀裂の奥に隠れてしまい撮影の機会は少ないです。

チゴハナダイ
これは前述の2種よりやや深め、見られるのは-30m台後半以深が多いようです。岩の亀裂に逃げ込むので、決まった巣穴みたいな場所がありそうなものですが、なかなか同じ場所で見つけたためしがありません。意外に定住性は無いのでしょうか‥
体色の赤さも鮮やかですし、背びれの一部が白く長く伸びて、ハタタテ風(下手な表現ですね^^;)なのが素敵です。

(おまけ)◆ハナダイダマシ
まったく、なんて可哀相な名前でしょう。でもハナダイとつく魚ってだけでここに挙げてしまいました。分類的にはスズメダイ科です。
いそうでいない魚ではないでしょうか。この写真はロタで撮りました。サンゴの小さな根に群れて出たり隠れたりしていました。他では見たことがありません。

ここまで見てくださった貴方は、かなりのハナダイ好きですね!集合写真なんていかがですか?

2000.4記 2003.1更新
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